最近ゲッターロボアークが放送されていましたが、なんとアマプラで初代ゲッターロボからG、真、ネオまでゲッターシリーズが見られるようになっていました。(2021年10月現在は不可)
これを機に初代から見ていったので感想でも書こうと思います。
ゲッターロボとは
永井豪&石川賢原作の漫画およびアニメです。スパロボでなんとなく知っている人も多いのではないでしょうか。私もビームがすごく強くて合体するロボみたいなイメージでした。
三機で合体変形し、悪と戦うというシステムは、これで確立されたみたいです。
この作品が与えた影響は大きく、少し前に放送されて人気が出たアクエリオンなんかもこれです。
初代ゲッターロボの感想
ここから感想です。スパロボと昔見た漫画版でしか知らなかったので、そっちと照らし合わせて書いていきます。
ざっくりした感想
スパロボとキャラがぜんぜん違う!超人すぎる主人公三人組!
合体シーンがぬるぬる動く!ゲッター案外弱い!?
話が重い!ちょいちょい人が死ぬ!
ムサシ・・・
以上!とても面白かったです!細かく見ていきましょう。
キャラが濃い
流竜馬
主人公です。CVは昔のスパロボと同じ神谷明さん。
サッカー部所属で、最初は高所恐怖症だった結構熱い男。スパロボの好青年かつ人間の鑑のような性格とは違い、熱くてお調子者だったり喧嘩っ早い青年です。けどしっかりリーダーを務めています。
父親が厳しい人で、ゲッターを降ろさせられそうになるエピソードも。剣術が得意らしく、恐竜帝国の戦士と生身で一騎打ちをしたりもします。
中盤からどんどんリーダーになっていき、ジョークも飛び出すいい男に進化します。かなり好き。
神隼人
スポーツ万能のクールな男。ただし内面は優しく熱いという、昭和イケメンのテンプレを築き上げてくれました。ハーモニカを吹くシーンが多く、姉関係の話が特に悲しかったです。こいつの身内は出てくると不幸になる。隼人だけじゃないけれど、主人公とその身内に関わるとたいてい不幸になりますね。
皮肉屋ですが、竜馬と一緒に行動するようになり、茶目っ気が出るとイケメン度が上がって好きになっていきます。なんとなく最後にハーモニカ吹くだけでシーンが締まるのは便利だなあと思いました。
目だ!耳だ!鼻だ!はやりません。
巴武蔵
柔道部主将。必殺技は大雪山おろし。スパロボでは気のいいお兄ちゃんか、死んでララァと宇宙からみんなを見守る男ですが、本編では中盤までドジや奇行が目立ちます。
ミチルさんに好かれようとしたり、自転車に乗れないエピソードなど、なんとなくダメなやつに描写されています。
失敗ばかりで三枚目でもてない役どころですが、仲間思いの古きよき日本男児という雰囲気も持つようになり、徐々に欠かせない存在へと変わります。雰囲気を明るくしたり、物語のオチをつけるには便利な存在ですね。
やはり最後が壮絶。どの作品でもムサシの最後はグッと来ます。
基本的にこの3人と早乙女博士、ミチルさん、元気くんがレギュラーです。
さて1話から見ていきましたが、こいつら人間じゃない。生身で恐竜帝国の兵士を倒すのはもはや普通のこと。
ロボから飛び降りたり、何百メートルもジャンプしたり投げ飛ばしたり、サイヤ人か?
3人共おちゃめなところがあり、仲の良さが伝わるシーンも結構あります。筆者はこれが好き。
ニコニコで見てツッコミコメントしたいシーンがいっぱいあります。一挙やってくれないかな。
おまけ
ジョーホー、モンジロウ親分
謎の存在。スパロボに欠片も出ないせいで一話限りのキャラかと思えば、なんとレギュラーキャラ。
ジョーホーはムサシの子分で、チビでメガネで袖の長い学ランを来ているキャラです。
途中でモンジロウ親分にスパイに行き、そのままトラブルを巻き起こします。
モンジロウは早乙女研究所の近くに住む発明家の青年。
完全自立型のAI搭載ロボと生活しているという、お前早乙女博士と別ベクトルで天才だなと思わせる男です。主人公たちと同年代だと思います。
ガサツで乱暴で間が抜けているけれど、ミチルが好き。ミチル姫のためならゲッターチームに協力する。気球に乗って早乙女研究所に爆弾を落とすという明らかにやばい行為をしているのに、ずっと味方サイドにいるのは、昭和のアニメってかんじがして嫌いじゃないです。今の御時世だと無理な味方キャラだ。
合体シーンの作画すごい
昔のアニメなのでセル画ですが、チェンジゲッター1!スイッチオン!!からの合体シーンの作画がすごい。各機が変形しつつ、1機のロボになる過程が書き込まれていて、このシーンだけ令和でも通用しそう。作画は悪くありません。思いっきり崩れるシーンとぱっと見ではないと思います。各機の合体シーンだけでも面白いです。
話が重くてゲッターが弱い
なんとなくですが、ゲッターは熱血かけてビーム撃ってボスキャラを倒す役割のイメージでした。スパロボではそういう運用が多く、最近では真ゲッターや真ゲッタードラゴンなどのぶっ壊れも参戦しましたが、やはり火力高いイメージです。
ですがアニメ初代はなにかというとピンチになり、ゲッタービームも敵のビームと撃ち合いになって負けそうになったりします。
アニメなのでずっと楽勝というわけにもいかないからでしょうが、かなり苦戦します。
敵と仲良くなって助けてもらわなければ死んでいた。というシーンもあったり。
そして恐竜帝国に改造された人間が出てきては、ゲッターチームと仲良くなって死んでいきます。
主人公3人やその身内と仲良くなると、改造されたり偽物だったりともう最悪の結末になっていく。かなりぽんぽん死人が出ますし、話が重く、メイン以外はいつ死ぬかわからない緊張感があります。
そんな中でムサシのようなギャグ要員は必要なのでしょう。
巴武蔵
多くは語りませんが、やはり最終回のムサシは重く熱い生き様を見せつけてくれます。
40話以上の物語を見てきた上での最後。これはもう衝撃的なシーンです。ぜひ見る機会があったら見て欲しい。最終話から見ても感動は薄いでしょう。1話からムサシがどう成長して、どう生きてきたかを知って視聴することをおすすめします。
まとめ
名作です
昭和のアニメですから、見た目が古いのはしょうがない。それでも楽しく見られるパワーがあります。伊達に令和になってアークが放送されていませんよ。スパロボであんなかっこよく活躍できるだけの地盤があるのです。
スパロボ30にもゲッターは出ます。アニメを見てからプレイすると、さらに楽しくエンジョイできるでしょう。
機会があれば是非見てください。おすすめです。
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