ルパン三世 PART6感想　Episode０ー時代ー

記念すべき第１話は第０話です（妙な日本語）
いつものように盗みを働くルパン一味。ですがドローンやプラスチック銃など最先端技術にロマンを感じない次元。つまらない時代に潮時かと引退を決意するけれど……というお話。

このお話は次元大介役の小林清志さんへのプレゼント兼勇退記念だと思います。
ルパン三世という作品で５０年次元大介を演じてきた名優小林清志さん。
この話で次元役を降りるとのことで、アニメを１本作ってしまう。
その熱意と歴史は素晴らしい。当事者でなければわからないことも大量にあるでしょう。

作中で次元がルパン一味＋銭形警部とそれぞれ１対１でじっくり会話するシーンが盛り込まれていきます。これはもうルパン一味から小林さんへの対話であると思います。
今までを振り返りながら、次元という男を改めて掘り下げ、最後はなんとも次元らしいセリフで締めてくれました。長年ルパンを見てきた側としては、とても感慨深いものがあります。
次元の活躍を知っていればいるほど感動する作品です。

次元のしゃがれた男の色気がある独特な声は、小林さんだからこそできたものです。
声優交代は悲しいことですが、もうすぐ９０歳とのこと。国民的アニメには声優交代の時期が迫り続けているのでしょう。タイトル通り５０年の歴史が終わり、次の歴史が始まるのです。
歴史の節目を是非見てください。

最後に
小林清志さん、本当にお疲れさまでした！